第1149回 マーケティング創造研究会 | |||||
日 時 | 2016年2月24日(水)14:30~16:30 | ||||
テーマ | 「“ネーミングで売上が変わる!? ~ネーミング開発の舞台裏~」 | ||||
講 師 | 株式会社日本ネーミング&リサーチ 代表取締役社長 三浦 麻衣 氏 |
今回は、多業種にわたるネーミング開発の経験・実績をお持ちの
株式会社日本ネーミング&リサーチ 代表取締役社長 三浦麻衣氏に
ネーミング開発の舞台裏についてご解説いただきました。
.ネーミングの種類
.外部に依頼するメリットは?
.何を伝えればよいのか?
.競合ネーミングのチェック
.ネーミング開発~決定までのプロセス
.トイレ洗浄機能リニューアルネーミン
.グリコ乳業「ドロリッチ」
.カルビー「ベジップス」
.女性向け商品のネーミング
.男性向け商品のネーミング
.シルバー層向けネーミングの注意点
.マネしたい?けどマネできないKワールド
.数字のネーミング
.ネーミングを補足するショルダーフレーズ
最初にネーミングの基本やネーミング開発のステップ等をご解説頂いた上で、
三浦講師の手がけた実際例や他のネーミング成功例をご紹介頂きました。
・開発ステップのお話の中では「商標調査の結果、同一もしくは類似する他社商標が
あった場合は、そのままでは登録ができないが、そのネーミングを部分的にアレンジ
することにより、商標登録ができるネーミングに変更することができる」ということで
(例)レーシア(登録不可)/レース+アージュ→レシアージュ(商標登録可能)
という話。
・イメージキーワードをリスト化して社内で共有することが大事。
(昨年12月研究会での(株)BMFT 代表取締役 大橋講師の「おいしさを感じる
ことば―シズルワード」の話とも関連しています。)
・ネーミング成功例としてグリコ乳業「ドロリッチ」が挙げられました。
「どろり」はデザート(食品)業界ではNGワードだったのにインパクトは絶大
というお話が印象的でした。
・また「戦略的ネーミング」の中で小林製薬のネーミングには統一感があり、
それが強みになっているというお話も面白かった。
簡単な演習を交えながらの非常に実践的実務的に即役立つお話でまさに
「ネーミング開発の舞台裏」をご紹介頂きました。
(マーケティング共創協会 座間 忠雄)