Zama book

2012年06月25日
「マーケテイング・コンセプトを問い直す」栗木 契 著
  新 刊 紹 介 出版社内の書籍情報へ飛ぶ
書籍名 マーケティング・コンセプトを問い直す
著 者 栗木 契
出版社 有斐閣 発売日 2012/5/1 価 格 3.000円+税

神戸大学大学院教授の栗木先生の新著です。

①従来のマーケテイング理論の基底にある考え方は何であったのか
②マーケテイング実務担当者は顧客志向をどのように考え、マーケテイングプランを策定し、
行動したらよいのか 、について書かれています。

「自然現象とは異なり、社会現象では、理論を法則的な因果関係を扱う普遍命題の体系と
みなすことはできない。マーケテイングやビジネスの実践が依拠しているのは、
普遍法則ではなく、個別の状況のもとで機能している局所的な因果関係である。」
ということから、実務家がマーケテイング理論やリサーチ結果をどのように理解・解釈し、
マーケテイング計画を策定し、実践したらよいのかを豊富な事例を折りこみ解説しています。

(内容のトピックス)
 ・社会現象は人間の心理に還元できるか
 ・規範や文化の中での必要と欲求
 ・欲望を充足する過程が欲望を創造する
 ・顧客理解の2つのベクトル
 ・プロットで読み解くマーケテイング
 ・競争行動の罠―3つの事例
 ・ニーズの追い越し
 ・差別化は空転する
 ・デザインの罠
 ・マーケテイング・リサーチの罠

 従来マーケテイング学者の著書は主として学生向けに書かれているものが多く、
マーケテイング実務にとって示唆に富むものはあまりないなあ、と思っていましたが、
栗木先生の著書を読んでその理由がわかりました。「ああ、なるほどな」と納得しました。

 昔、経営学者の野中郁次郎先生が「暗黙知」と「形式知」という概念をもとに
経営学研究に新しい地平を開きました。
 論理実証主義・批判的合理主義・社会構築主義という概念をもとにした栗木先生の著書は、
これからのマーケテイング研究の新しい地平を開くものと期待されます。

(マーケテイング共創協会 座間忠雄)

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