Zama book

2012年06月26日
「ただのノートが100万冊売れた理由」 美崎 栄一郎 著
  新 刊 紹 介 出版社内の書籍情報へ飛ぶ(Amazon)
書籍名 ただのノートが100万冊売れた理由
著 者 美崎 栄一郎
出版社 徳間書店 発売日 2012/5/31 価 格 1.300円+税

 筆者は、花王(株)で商品開発のリーダーとして「アタック」「ニュービーズ」等の
洗濯用洗剤から「レイシャス」「ファインフィット」等の化粧品までを手掛け、
2011年秋に同社を退社。
現在は商品開発コンサルタントとして活動中。

 花王(株)での経験から、
「ヒット商品を連発するには、背景に確かな仕組みが存在する筈だ。」という仮説から、
キングジムの商品開発の仕組みや開発担当者の商品開発の進め方を
現場での取材、インタビュー等から分析しています。

 美崎氏は、「万人を対象にした商品ではなく、特定のユーザーから熱烈に支持される商品。
それこそが、キングジムが狙っているヒット商品なのです」と述べていますが、
まさにそうしたケースにおける成功例だと感じます。

 美崎氏のインタビューで同社の宮本社長は、「市場に存在していない独創的な商品を
開発する際は、リサーチや需要予測に時間をかけるよりも、できるだけ早く市場に出して
ユーザーの反応を見る方が、手っ取り早い上に精度も高い」と答えています。
 キングジムはマーケティングに頼ることなく、自分たちの信念に基づいて開発にまい進する、
というわけです。
 
 一般的に、商品を開発する際は、消費者動向を綿密に調査し、需要予測をして
会社の商品開発システムに則って展開されてゆきます。
 しかし、キングジムの場合は、そうしたことをせずに開発担当者の勘と意欲にまかせます。
万人向けのヒット商品がなかなか出難い今日の市場状況においては、
こうしたキングジム方式の商品開発の長所を検討する意義は多いにあるように思われます。

(マーケティング共創協会 座間忠雄)

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