Zama book

2013年08月08日
「日本発のマーケテイング」清水 聰 著
  新 刊 紹 介 出版社書籍情報ボタン
書籍名 日本発のマーケテイング
著 者 清水 聰
出版社 千倉書房 発売日 2013/7/12 価 格 3.600円+税

著者・清水 聰 先生(慶応義塾大学教授)は「はじめに」で
「・・・これに引き換え、日本でのマーケテイング環境はどうだろうか。
 アメリカのタレント教授来日となれば、教科書レベルの話でも有難がって
 高いお金を払って聞きに行く。日本のマーケテイングの教科書を見ても、
 大半は海外の事例や理論ばかりだ。
 ・・・世界の富の15%を作り出している国の研究者がこれでは寂しい限りだ。
 ・・・インターネットが進展してきたこの10年で、消費者を取り巻く環境は大きく変化し、
       新しい消費者行動の理論がもとめられている。・・・
 消費者行動の研究者を自認する身なら、いつまでもアメリカがどうした、
 ということではなく、自ら理論を切り開いて新しい概念を提示していくべきではないのか。
 そういう思いをこめて執筆したのが本書である。」
と述べている。

285ページに及ぶ大著ですが、大要は以下です。

 ●インターネット登場以来、インターネットは消費者のメディア接触に大きな影響を与え、
  商品情報入手の方法も変化してきている。

 ●消費者の包括的意思決定プロセスは、今まで「刺激―反応型」と「情報処理型」で
  捉えられていたが、これらのモデルは消費者の購買までは捉えていても、
  購買後の情報発信までは考慮されていなかった。
  昨今のインターネットの発達から、SNSの果たす役の大きさが言及されていることを考えると、
  それをも含んだ包括的意思決定モデルが必要である。」

 ●消費者の新しい意思決定プロセスとして情報循環型コミュニケーションモデルを提示する。

最初の問題提起から消費者の新しい意思決定プロセスの考察までの経過において、
消費者が商品購買後にクチコミをする際、重要になる感情的コミットメントの概念、
情報収集力・発信力の高い「コミュニケーション型生活者」、
5つのライフスタイル・セグメント(「はや耳」「聞き耳」「そら耳」「とお耳」「むれ耳」)、
情報感度の高い消費者(目利き)による新製品の需要予測、
情報発信時代のブランド評価等々について、清水先生ご自身が関わった調査や実験調査、
その他の調査データを踏まえて書かれています。

「はや耳」「聞き耳」「そら耳」「とお耳」「むれ耳」「目利き」等々の
“日本初のマーケテイング語”を用いた正に「日本発のマーケテイング」の内容です。
マーケテイング実務において大変参考になると思います。
 
(マーケテイング共創協会 座間 忠雄)
 


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