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2014年01月28日
「売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい!」廣瀬 知砂子 著
  新 刊 紹 介 出版社書籍情報ボタン
書籍画像 書籍名 売れる企画はマイクロヒット戦略で考えなさい!
著 者 廣瀬 知砂子
出版社 かんき出版 発売日 2013/12/16 価 格 1.500円+税


 著者は1993年に大手化粧品会社へ入社、コンシューマーブランドから高級ブランドまで、様々な商品企画・開発の業務に携わる。2000年に退社。04年に起業。ヒット商品をつくるための独自の企画ノウハウを確立し、現在、コンサルティング会社「(株)ビューティブレーン」代表、トレンド分析シンクタンク「女性潮流研究所」主宰。


 はじめに「マイクロヒット戦略」とは、「開発費や広告費はないけれど、ヒット商品をつくりたい」というかつての自分の強い想いから考え出したと述べ、メガヒット戦略には膨大な開発費、多大な広告、販促予算が必要だが、マイクロヒット戦略は、誰でも挑戦できる戦略として紹介している。

 1)マイクロヒットさせるために必要なものは「商品力」と「訴求力」
   ―商品力・・・商品コンセプトのマイクロ化
   ―訴求力・・・ターゲットのマイクロ化

 2)「はじめてコンセプト」で商品のオリジナリティを見つける

 3)顧客の願望が現れる18種類の「心のキャラ」を知る
   ―「ターゲットは20代独身女性」では絞り込めていない
   ―「心のキャラ」とは、人が内心で抱く「こうなりたい」「こう思われたい」
     という願望の"自分像"
   ―人は「心のキャラ」を替えて、隠れた願望を叶える

 4)ターゲットを消費意欲で切り分ける
   ―上を目指す「背伸び消費世代」と自分に見合ったものを選ぶ「身の丈消費世代」

 5)コンセプトとターゲットを販路から絞り込む

 6)ヒット商品をつくる技術を磨く5つの習慣

 明確なコンセプトを持った「商品力」とターゲットを絞り込んだ「訴求力」の2つを兼ね備えた商品は、成功する確率が高くなる。そのためのマイクロヒット戦略の考え方と方法について、事例を交えて分かりやすく述べられています。

 大掛かりな広告や販促はかけられなくともヒット商品は生み出せる。マイクロヒット戦略がメガヒット商品になる可能性もある。マイクロヒット戦略は、メガヒットを叶えるいくつかの前提条件を揃えている。そう著者は述べています。読んでみて私もそのように感じました。
 


 先に本欄でご紹介した松田久一氏は著書『ジェネレーショノミクス』の中で「好消費世代」「嫌消費世代」という分類を基に、世代とライフサイクルによって価値意識や消費意識が違う8つの世代区分を想定して論を展開していました。

 本書でもターゲットを消費意欲で切り分けて、上を目指す「背伸び消費世代」と自分に見合ったものを選ぶ「身の丈消費世代」、世の中の空気を読んで嗜好が変わる「カメレオン層」という分類を基に世代を7分類しています。いろいろな世代の「心のキャラ」を知ることの重要性を感じます。
 
(マーケテイング共創協会 座間 忠雄)


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